呼吸する町
OTHER
2019.07.18 RELEASE
小説宝石で掲載された3話に新しい1話を加えた全4話の連作短編集。
乳酸菌飲料「ラクトル」を配達するラクトママたちが見つけた、ちいさな奇跡とたしかな幸せ。配るのは「ラクトル」だけじゃない、集めるのは代金だけじゃない……かもしれない、甘くてほろ苦い4つの物語。
<本人コメント>
国民的な乳酸菌飲料『ラクトル』
配達員であるラクトママたちは、毎朝バイクに乗って家々にラクトルを届けます。これは、一丁目から四丁目を担当する4人のラクトママと、そこに暮らす人々の物語です。ラクトルに溶け込んだいろんな生活、悩み、思想、幸せを覗いてみましょう。
人を見つめると町が見えてくる。
菌を見つめると宇宙がみえてくる。
不思議なことに、菌の世界って驚くほど人間の世界と似ているんです。もしかすると、この世はでっかいラクトルなのかもしれませんね。
<本の詳細>
発売日:7月18日(木)
定価:1,600円(税別)
ISBNコード:9784334912918
判型:四六判ハードカバー
ページ数:248ページ予定
<登場人物>
東大寺春子、56歳。ラクトママになって25年目のベテラン配達員。
坂口あゆみ、28歳。昼はラクトママ、夜はガールズバーで働くシングルマザー。
楽井マチコ、36歳。明るく脳天気な楽井家に嫁ぎ“ラッキーマチコ”となる。
葵、37歳。妊活6年目。新商品のラクトルWに“受胎菌”が入っているという噂を聞く。
1:呼吸する町
2:◯書いて、(ちょん)
3:華麗なる配達
4:リセット